Marshall(マーシャル)の1974Xについて【アンプ】
名機と呼ばれるアンプは数多くございますが、Marshall(マーシャル)ですと1974がその一つではないでしょうか。
1966~1968年に作られていたコンボ・アンプで、仕様や回路構成、操作に関してはとてもシンプルだったものの、サウンドとフィールは本当に素晴らしいモデルでしたね。
Marshall(マーシャル)では、そんな1974を1974Xとして甦らせています。
1974は大音量でのファットな音と豊かな表情が特に魅力的でしたが、音量を絞った際にクリーン・トーンに厚みがある点も人気の理由の一つとなっていました。
1974Xでも、それらの魅力がしっかりと再現されています。
ピッキングのダイナミクスに抜群のレスポンスを発揮し、ディストーションに入るか入らないかの音量でのパワフルなピッキングでは絶妙の歪みが、また控えめのアタックですと綺麗なクリーンをお楽しみいただけます。
ビンテージ・スピーカーのパラメーターを元に再現したスピーカーを搭載しており、滑らかかつパンチのある音色を生み出してくれています。
トレモロはオリジナル同様真空管駆動ですので、美しく鮮明なビンテージ・トレモロを生み出しつつ、かかりも抜群です。
アンプならではのまっすぐでファットな音色は申し分のない存在感を持っていますね。
ノントレモロチャンネルのチャンネル1には2つの入力端子を、トレモロチャンネルのチャンネル2には高感度と低感度の入力端子をそれぞれ1つずつ備えています。
これらの入力端子によって、輝くような明るい音色と温もりある音色とを使い分ける事が出来るでしょう。
さらにトレモロのオンオフを切り替えられるフットスイッチも付いています。
オリジナルの1974を手に入れるのは簡単ではないと思いますが、Marshall(マーシャル)の1974Xなら、懐かしの名機を思う存分堪能する事が出来ますよ。