Ferenc Bela Vaci(フェレンツ・ベラ・ヴァーチ)のCDM-2について【バイオリン】
ハンガリーのブタペストで楽器の製作を行っているFerenc Bela Vaci(フェレンツ・ベラ・ヴァーチ)では、高い技術を持つ職人が最高の材料を使って手作業で楽器を作っています。
職人の数はそれほど多くはないため生産数は限られてしまいますが、しかしそのクオリティの高さから多くの奏者に愛されるブランドとなっています。
今回ご紹介するのはそんなFerenc Bela Vaci(フェレンツ・ベラ・ヴァーチ)のバイオリン、CDM-2です。
CDM-2はメイプルの二枚板を裏板に、ローズウッドを糸巻き、テールピース、あご当てに採用しています。
裏板をはじめとした、使われている全ての木材は自然乾燥させたものですので、全音域ではっきりとした音色をお楽しみいただけます。
またストラディバリの頃から使われている、昔ながらの配合のニスを使っているのもCDM-2の特徴ですね。
このニスは柔らかく、時間が経つにつれて固まっていきますので、長い時間をかけて徐々に楽器が変わっていく様子を味わう事が出来るのです。
さらにプロポリスも使われており、柔らかくしっとりとした見た目と独特の匂いも生み出されていますね。
アンティーク・フィニッシュの優美な見た目と、深みのある音色と響きが魅力的な、Ferenc Bela Vaci(フェレンツ・ベラ・ヴァーチ)のCDM-2。
長く使い続ける事で、より味わい深い風合いを持つバイオリンへと変わっていきます。
皆様もぜひその変化を体験してみてはいかがでしょうか。